《成長と加齢》
小児の頃の等身は約4等身
成人する頃には7等身になります。
小児の頃4分の1は頭になる為頭の支え方が大事です。
6歳児の上顎骨の成長は神経型と似ているといわれています。下顎骨は思春期をピークに成長するので上顎骨と下顎骨では発達のピークが違います。
6歳になるまでに頭蓋骨、中顔面の発達が大きい為6歳までの口腔機能の使い方をしっかりする必要があります。
お金を出して時間を使って矯正をしたとしても歯列を乱している根本の原因である癖を取り除かないといけない
《口腔育成》
呼吸、摂食、嚥下、コミュニケーション、の4つに分けられる。どれかひとつが正しく出来てないと全て出来ない。
今の子供達はゲームやスマホでずっと下を覗き込む状態になっている舌の位置も低位舌の子が多くなってきている。乳幼児期、児童期に適切な口腔機能を獲得することで成人期を超えて高齢期のおじいちゃんおばあちゃんになっても口腔機能が安定します。なので乳幼児期、児童期に口腔機能を見直すことが大切です。
舌が正しいポジションに位置していないのは小児だけ出なく大人もだと講師のかたがいませていました。舌根までしっかりあげます!!
〈呼吸〉正常な呼吸は鼻呼吸
~鼻呼吸と口呼吸の違い~
鼻呼吸…温めたら加湿された呼吸が体内に入る
口呼吸…冷たい空気が異物と共に体内に入る
『鼻』鼻毛→粘膜→扁桃腺を通るので異物除去が優れています
『口』扁桃腺だけで異物除去
口呼吸をしている人は扁桃腺だけで扁桃腺だけで異物除去をしているので扁桃腺の負担が大きい為扁桃腺が大きい（腫れている）子が多いので扁桃腺が大きい（腫れている）子は口呼吸しているか意識して診る。
姿勢が悪いと自然と肩を下げてあごを上げて気道を確保します。その姿勢が口呼吸の原因になり後に顎が歪んできます。
姿勢の理想は首、顎が90度✨️
呼吸は成人の人で１日約２万回、未就学児で約4万回するので正しい呼吸をしないと1回1回の大事な呼吸がかえって身体にたくさんの負担をかけている事になります。
〈摂食〉
Chopper(ﾁｮｯﾊﾟｰ)…前歯
Grinding(ｸﾞﾗｲﾃﾞｨﾝｸﾞ)…奥歯
チョッパーで噛むことで交感神経の刺激を強く出やすいので脳を目覚めさせる効果があります。
グライディングで噛むことで副交感神経の働きを促進しやすいので唾液分泌、落ち着き、睡眠の質に関係します。
前歯で噛むことで「始動のスイッチ」
臼歯で噛むことで「安定とリズムの支え」を得られる為両方をしっかり使うことが子供の脳、体、心をバランスよく育てるカギになります。
〈嚥下〉
47人中38人が舌突出を卒業できていません。
乳児嚥下から成熟型嚥下へ切り替わっていないと自然と低位舌になる。舌が下がると血流が悪くなる為口蓋が紫色に変化します。
口蓋全体が紫色だと常に舌全体が下がっている
舌根部だけ紫色だと常に舌根部だけ下がっている
舌が正しい位置にないと歯軸が内側に寄り、臼歯の頬側に強く力が入ります。
舌突出が卒業できていないと「クチャラー食べ」になったり頬粘膜が固くなり頬小帯がつっぱり横顔からも舌が落ちているのが確認できるので検診時注意して診ること。
〈コミュニケーション〉
舌がちらちら見える。タ行で舌が見えると舌突出癖が身についてしまっています。他にも口角を真横or下げ気味にして笑う子は中顔面が固くなっているので緩めてあげます。
5歳になってもカ行、サ行が言えないと口腔機能に問題があるので意識して診ます。
低位舌は睡眠にも影響します。
舌が口蓋に当たっている状態がベスト！
低位舌の子が仰向けで寝ているのがうつ伏せで寝ているのか聞くと良い情報収集となります。いびき、横向きでもいびきがあると舌が落ちています。多動障害、学習障害にもいびきは関係していると言われています。なので「舌」を鍛えることが重要。正しい姿勢が舌を持ち上げます
〈口腔と全身のつながり〉
体が歪むと口腔がゆがみます。
姿勢を整えることで歯列の後戻りを無くせる
･足は体の土台
･足の崩れは姿勢の崩れにつながる
･正しい姿勢が舌を持ち上げる
つま先出し、うんち座りが出来ないと
外反足、外反母趾、扁平足、浮き指、寝指などがあると口腔機能発達不全を疑うようにする
4歳頃になると足の指の骨が完成し４〜６歳にアーチを作るのでそれまでの靴選びや姿勢の指導が大事になります。
2大ダメな姿勢
①反り腰 ②猫背
近年「スマホ首」と言われている「フォアードヘッド」も歯列と関係があります。他にもO脚、X脚、XO脚であることで舌、呼吸、嚥下、頭，顎の位置異常、咬合や姿勢のバランスにも影響してきます。
今回の講習で、歯列の後戻りや嚥下など口腔機能に姿勢が関係していることを詳しく知れて講習を受けてから今まで意識を向けていなかった人の姿勢に意識してみるようになったり自分の姿勢や舌の位置も意識するになりました。初めて聞く言葉も分かりやすい言葉とイラスト、写真を使って講習してくださったので助手である私にも想像しやすく理解しやすい分かりやすい講習でした。
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