R2年1月26日に、大阪大学歯学部附属病院小児歯科の仲野和彦先生による「小児歯科領域における最近のトピックス」についての講義に参加してきました。小児歯科の現状に関して、専門医の視点からのお話は大変興味深く、私達歯科衛生士にとって、とても役に立つ情報ばかりでした。
小児歯科では、年齢別にだいたい4つのステージに分けて考えます。
3歳未満まではムシバ0が理想的。この年齢ではまずは歯医者に慣れてもらうことがメインとなります。
小学校就学前(3.4.5歳)では砂糖の摂取が増え虫歯になる子が増え始めます。仕上げ磨きも大切ですが、それよりも食習慣が最も大切になってきます。
小学生では永久歯の萌出が始まります。永久歯が根っこまで完成するまでの3年間が勝負となります。とにかく永久歯を虫歯にさせないように死守していきましょう。
中学生では、思春期に入り歯周ポケットが形成されるので重度な歯肉炎は歯周病に移行してしまいます。
虫歯にならない、歯肉炎にならない、というのはなかなか難しいことかもしれません。早期発見、早期治療を目指し、定期的な検診をおすすめします。私達衛生士と一緒にお子様のお口を守っていきましょう。
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