令和8年10月18日 大阪メトロ本町ビルにて狭山美原歯科医師会開催の学術講演会があったので参加しました。講師は大阪大学歯学部名誉教授 前田芳信先生、 演題は「保険導入されている磁性アタッチメントを有効に活用するためのポイント~模型実習を通してポイントを習得~」です。
初めに前田先生が以前磁性アタッチメントを使用して現在使っていない先生は手を挙げてください、と言われました。私もその一人なので手を挙げると、多くの先生も一緒でした。今回前田先生には磁性アタッチメントの正確な使用方法、並びにメインテナンスをご教示していただきました。細かいポイントを考慮することにより、磁性アタッチメントはまだ欠損補綴として有効な手段であると思いました。今回特に良かった点は以下の通りです。
・磁性アタッチメントは、何個使ってもよい
・キーパーが少しでもずれると維持が弱くなる
・キーパーはシルバーを使っても問題ない
・キーパーのポストは短くてもよい
・内面のヨークを少しでも削ると維持が弱くなる
・義歯に磁性アタッチメントを装着する場合、ワセリンを塗る(アンダーカット部分は多めに)
・義歯に磁性アタッチメントを装着する場合、硬化するのに最低10分待つ
・磁性アタッチメントは、義歯装着後最低1日後にセットする
・すべての磁性アタッチメントは、着脱方向に垂直になるように設計する
・磁性アタッチメント装着時はそろっと噛むぐらいの咬合圧で装着する
・MRIでは上顎大臼歯部のキーパーのみ外す必要がある場合があるかもしれない(前田先生の症例では1例も外す必要はなかった)外すときは、キーパー中央に切れ込みを入れ、ねじると直ぐ取れる。(接着はしていないので)再装着時はキーパーをレジンで接着するが、磁性アタッチメントを入れた義歯を装着し硬化を待つ。
・歯科インプラントはMRIで問題はない。大腿骨インプラントは発熱するので放射線技師さんは歯科用も問題があると思っている。
・根面板はCRで問題ない(メタルを使う必要はない)
・インプラント上部構造装着後、6か月は強くかまないよう指導
・Tコンからリベースに移行するときは、半分ずつリベースを行う
・1歯の孤立歯鈎歯の義歯、すれ違い咬合の義歯はレジンで全周を囲むと維持が良くなる


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