令和5年10月15日(日)大阪府歯科医師会にて研修会があったので受講しました。今回は歯科衛生士1名の同行が必要でしたので、当院の訪問専門の歯科衛生士 首藤さんと共に参加しました。南河内地区からは5地区の先生が参加しており、松原地区からは当院の元勤務医である大貫先生が参加されており、久しぶりお話ができました。
9:00~10:30「総論、嚥下障害の評価・対応等」
大阪府歯科医師会の小谷先生が講師でした。基礎的な内容が多かったのですが、忘れていることも多く、再確認になりました。臼歯がない高齢の患者様は窒息が多い(バナナで窒息する)、アルツハイマー型認知症患者様は3点食事ができず水分が摂れない、高齢者は易疲労性があるため食事の後半で姿勢が変わるため座り直してもらう等。また肺炎ワクチンは誤嚥性肺炎にも効果があるとの見識も教えて頂きました。
10:45~12:15「高次歯科医療機関での対応、多職種連携等」
四天王寺和らぎ苑 歯科科長 高井英月子先生が講師でした。近隣の施設であり摂食嚥下障害患者様の紹介ができるため、いいコネクションが見つかりました。また医科の先生へ分かりやすい紹介方法(診療情報提供書)を教えて頂きました。
13:00~14:30「低栄養予防・改善のための栄養士との連携」
大阪府栄養士会 西村智子先生が講師でした。今まで栄養士さんの講演は拝聴したことがなく、とても新鮮で勉強になりました。摂食嚥下障害の患者様にはすぐに「とろみ」となるのですが、「とろみ」は毎回摂取はしんどいとの事でした。また嚥下食やミキサー食は水分が多く重量が重いため、場合によってはエネルギー不足になるとの事でした。施設入所者の性別低栄養リスクでは、女性はタンパク質不足が多いそうです。当然のことながら常食が一番栄養学的にはいいという当たり前のことを再認識しました。
14:45~16:15「多職種による総合的なリハビリテーション」
大阪府歯科医師会の品田和子先生が講師でした。基礎的な内容が多くいい復習となりました。
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