近畿大学病院歯科口腔外科教授就任講演

令和4年12月10日(土)狭山美原保健センターにて近畿大学病院 歯科口腔外科榎本教授就任講演会がありました。新型コロナウイルス感染症の患者数が増加している現状があり、南河内6支部の役員のみ参加する講演会となりました。

榎本教授からは口腔外科の現状や堺市に移転後の展望等を話されました。また講師の李先生からは骨粗鬆症患者に投与されているビスフォスフォネート製剤やランマーク・プラリアの現状についてのお話を聞くことができました。内服薬は現状では、アレンドロン、リセドロン(1回/週)がメインであり、必要であれば抜歯をしてもいいとの事でした。注射製剤はゾメタ(1回/年)がメインである事、プラリアは6か月に1度の投与でランマークは1か月に1度の投与なので、ランマークはMRONJの発生頻度が高くなる等を教えて頂きました。

MRONJに関するポジションペーパーは2016年に出されており、かなりの年月が経っています。前回のポジションペーパーではビスフォスフォネート製剤の休薬等が掲載されていましたが、現状では休薬はあまり意味をなさないそうです。2023年には新しいポジションペーパーは出るそうなので、早く読んでみたいと思いました。

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