予防歯科

予防歯科って何?

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歯医者に行くのが怖いと感じる方は「歯医者=むし歯を治療するところ」というイメージがあるから、という方も多いでしょう。
虫歯や歯周病の原因になるお口の中のお掃除は毎日する歯ブラシだけでは不十分です。
予防歯科とは、虫歯や歯周病など、お口のトラブルが発生する前に定期的に皆様のお口の中をチェック・清掃することにより、虫歯・歯周病を予防することです。

お口の中はバイ菌(細菌)の宝庫です!

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皆様のお口の中の細菌は3百種類以上、細菌数は唾液(つば)1ccあたり10憶~100億と言われています。また歯垢1gに細菌は2000億~1兆(1mg:耳かき1杯で2~10憶 糞便いわゆるウンチの3倍)と言われています。
丁寧に歯ブラシでお掃除しても
、細菌は40分で2倍・80分で4倍・120分で8倍と約3時間後には爆発的に増加し、8時間で飽和状態に達します(細菌のエサがなくなるため)。
ただし、歯ミガキのできていないところは常に飽和状態の細菌がいるため、虫歯になったり歯周病を悪化させたりします。

バイオフィルムって知っていますか?

お口の中の細菌は1匹では弱いものです。そこで、いろいろな種類の細菌が強くなるために作った住みかが、バイオフィルムです。台所のぬめりもバイオフィルムの一種です。実際細菌単独とバイオフィルムを作った細菌を比べると、やっつけるのに必要な薬の濃度は1000倍くらいの差があります。

歯科衛生士は機械でバイオフィルムを破壊します

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台所のぬめりは洗剤とたわしを使いますよね?お口の中のバイオフィルムも薬剤(歯磨き粉)と機械(歯ブラシ)で取り除きます。しかし、お口の中は複雑ですべての場所をお掃除することはできません。そこで歯科衛生士が取り残されたバイオフィルムを専用のゴムでできたチップや回転ブラシを使って取り除きます。これをPMTCと呼びます。

PMTC

効果

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PMTCを行うことで虫歯・歯周病の予防、また光沢のあるきれいな歯・ツルツルした歯になり、汚れが付きにくくなるので健康な状態を維持する事ができます。

①歯石・バイオフィルムの除去

歯と歯の間・ 歯肉と歯の境目・歯の溝の歯石を徹底的に取り除き、バイオフィルムを破壊します。

②歯の着色汚れを除去・研磨

表面の着色(ステインやヤニなど)を取り除きます。

行う時期

患者様それぞれお口の中の状態は異なります。状態が悪ければ1か月に1回の受診が必要です。安定期に達すると3か月に1回の受診が最適です。なぜならPMTCによりバイオフィルムを破壊した後、再び細菌がバイオフィルムを形成するのに要する期間が3か月だからです。

妊娠中・出産後の方にとっての定期健診

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妊娠中は、つわりにより十分なブラッシングができなかったり、またホルモンバランスの変化で唾液量が減少し、口腔内が酸性となることで虫歯や歯周病になりやすくなります。
そして、妊娠期の歯周病は「妊娠性歯周炎」と呼ばれ、低体重児出産や早産のリスクを高めてしまうという可能性もあります。
生まれてくる赤ちゃんのためにも、定期的に歯周病予防を行っていきましょう。
また、出産後も初めての育児でゆっくり歯を磨いている時間がない…という話もよく聞きますので、出産後の方にも定期健診は重要です。

※妊娠中の方は安定期(妊娠5~8ヶ月)の受診をお勧めします。詳しくはお問い合わせ下さい。

歯周病

歯周病とは

歯周病とは、歯を支えている組織(歯ぐき・歯根膜・歯槽骨・セメント質)に起こる、さまざまな症状の総称です。今、歯を失う原因として最も多いのが歯周病であり、約80%の成人が歯周病であるといわれています。

歯周病治療の流れ

①検査をして現状を説明します

検査内容
  1. レントゲン写真
  2. 口腔内カメラによる写真撮影
  3. 歯周基本検査(簡単な歯周ポケット検査)
  4. 歯の出血
  5. 動揺(ぐらぐら)検査

②歯ブラシ指導と見える部位の歯石取り

③歯周初期治療をします

  1. 歯周精密検査(詳しい歯周ポケット検査)
  2. 歯肉の中の歯石取り(進んだ歯周病では6回位かかります)
  3. 合っていない冠や入れ歯の修理
  4. ぐらぐらしている歯の固定
  5. 知覚過敏の処置
  6. 治療の施しようがない歯の抜歯(できるだけ残します)
  7. 悪習癖の改善(歯ぎしり・食いしばり等)
※歯周外科処置

歯周初期治療で改善しない場合、手術を行うこともありますが、患者様と相談の上決定します。

④メインテナンス

患者様の状態により2・3・4ヵ月毎に行います。

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  1. 歯周基本検査:簡単な歯周ポケット検査
    (1~2年に一度レントゲン検査及び口腔内カメラによる写真撮影も行います。それにより虫歯や歯肉の色・歯肉退縮をチェックします。また、以前の検査結果と比較し、歯周病の進行状態を説明します。)
  2. 歯ブラシ指導:患者様ご自身で100%歯垢を取るのは不可能
    当院の歯科衛生士が歯垢の取り残し部位を説明し、歯垢の取り方の説明をします。歯垢の取り残しが多い場合、新しい清掃用具を提案します。
  3. 歯石除去:新たに付いた歯石を取ります
  4. PMTC:歯科衛生士が専門の器具を使い、100%歯垢を除去します
  5. フッ素塗布:中高年になると歯肉が下がり歯の根元が見えてきます。歯の根は柔らかく虫歯になり易いため、フッ素を塗ることにより歯の強化を行います
  6. 知覚過敏処置:歯周病治療時やメインテナンス時に知覚過敏を伴う事があります
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