月別アーカイブ: 2017年8月

保険医協会講演

平成29年8月27日保険医協会にて堺市開業畑﨑清孝先生「歯列不正・咬合異常の予防~生理学的機能療法と床矯正を中心に~」の講演を聞きました。畑崎先生は広島大学の後輩です。聴講と言うか、応援ですね~。スタディーグループ清歯塾や広島大学歯学部の先生が多数応援?に来ていました。

前半の理学的機能療法は当院ではあまり行っていませんので、参考になりました。顎顔面の筋肉を鍛えるのは大変重要ですが、何か月も続けられるでしょうか?ダイエットも持続が難しいですよね?私自身、何か月も続ける難しさが分かっているので、患者様にそれを強いるのは嫌です。本当にまじめな親子でないと続けられないと思います。簡単で、楽しい筋機能療法があれば導入しようかと思います。

後半は床矯正について。基本的に私は床矯正が嫌いです。患者様が自分自身で装着しないと効果が出ない治療はなるべくしたくないです。最近、床矯正が広告しているせいか患者様から「床矯正はしていますか?」と言う問い合わせがありますが、私は同治療をする気は全くありません。一般的な基本にのっとった矯正治療を行います。やっぱり、基本が一番です。

畑崎先生は床矯正に一般的な矯正治療を組み合わせ、きれいに治していました。後輩が頑張ってくれて嬉しいです。

インプラントセミナー

平成29年8月24日大信貿易主催の表題のセミナーが梅田APホール大阪駅前にて開催され参加しました。インプラントの抜歯即時埋入は歯肉退縮の予測が難しく、当院では勧めておりませんでした。今回講師の東京都渋谷区KU歯科クリニックの梅田先生は、何度も手術を行いまた治療が長期間に及ぶのは患者様にとっていいことではない、と話されていました。そう言われれば、その通りです。最近のインプラント材料の改善により、細く短いインプラントでも十分オステオインテグレーッションするので、抜歯即時埋入法に有効と思われます。梅田先生は何回も、「開業医は失敗が許されません。確実な方法が第一です。」と仰っていました。もはや、インプラント即時埋入は確実な手段になってきていると思いました。症例を選び患者様に説明していきたいと思います。

清歯塾サマーセミナー

平成29年8月20日スタディーグループ清歯塾のサマーセミナーが大阪産業創造館でありました。当院からは私、副院長先生を始め7名が参加しました。

午前中はオーソモレキュラー.jp認定栄養カウンセラーの浅田雅美先生の講演がありました。浅田先生は歯科衛生士の免許を持つ傍ら、栄養指導にいそしんでおられます。今回は特に若い女性にありがちな間違った食生活とその改善方法。私は健康的な食生活をしていると自信があったのですが、たんぱく質不足と不要な成分の摂取が判明しました。

You are what you eat「あなたは今まで食べたもので生きている」

その通りですね。今日から食生活の改善が必要でした。

午後からは、3医院(青木歯科・井上歯科・田中歯科)の歯科衛生士さんの症例発表。森田さん、すごく上手でした。歯科衛生士としてワンランク上がったかな?これからもレベルアップしてくださいね!みんなお疲れ様です。

在宅歯科医療連携体制推進事業研修会

平成29年8月17日大阪府歯科医師会にて研修が行われたので参加しました。講師は大阪大学歯学部顎口腔機能治療学准教授 野原幹司先生。演題は「超高齢社会における歯科の役割」~嚥下障害の原因疾患~です。最近の在宅医療の講習会は聞くたびに新たな発見があります。今回も同様で、現在の歯科界では一番進んでいる分野ではないでしょうか?

今回は認知症患者の摂食嚥下障害について。摂食嚥下訓練と言う名称そのものが間違いであるとの事です。訓練をして摂食嚥下が改善するのは極めて稀だそうです。訓練ではなく「支援」と言う言葉が正しいとの事。私の訪問患者様の介護者様も「飲み込めるように訓練してください」と言われますが、なかなか訓練は難しいと思っていました。ただ、今回医科の認知症の原因疾患の間違いで胃ろうになり、診断を正すことにより嚥下できるようになったケースを紹介していただきました。認知症の中で大多数をしめるアルツハイマーでは、亡くなる直前まで摂食嚥下機能は保たれているとの事です。ただ、食べることを忘れているだけ・・・反対に、レビー小体型やパーキンソン病(ほぼ同じ病態)は摂食嚥下機能が急激に低下するようです。口腔ケアもこの2疾患は注意が必要です。

今後、在宅歯科医療を必要とする患者様はどんどん増加します。絶えず新しい情報が必要だと思いました。